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試験項目一覧

微生物試験


食品中の衛生指標菌や食中毒に関わる微生物の検出から同定までの試験を行っています。また保存温度、保存期間の違いによる食品中の細菌数の変化をとらえる保存試験も実施しています。
期限表示(消費期限、賞味期限)の設定の際にお役立てください。期限表示設定に関する試験の考え方はこちらをご覧ください。
またHACCPの義務化にともない、微生物試験は、危害要因の分析、管理方法の設定、監視・検証等、製造現場の清浄度管理のためにも必要となります。
HACCPの運用のあわせてお役立てください。

栄養成分・ビタミン・ミネラル


食品表示法が施行され、加工食品等への栄養成分表示が義務化されました。食品表示法では一般消費者に販売される加工食品等に栄養成分を表示する際の基準が定められており、栄養成分表示をする場合、これらの基準に沿った表示が求められます。
表示値は原材料からの計算や類似食品からの推定値などの利用も可能ですが、正確な栄養成分表示のためには適正な分析データに基づく表示値の確定が必須です。
当センターでは栄養成分表示のための各種分析を行っています。
義務表示:
エネルギー(熱量)、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量(ナトリウム)

任意表示(推奨):
飽和脂肪酸、食物繊維

任意表示(その他):
糖質、糖類、n-3系脂肪酸、n-6系脂肪酸、トランス脂肪酸、コレステロール、ミネラル、ビタミン

糖類・有機酸・アミノ酸・脂肪酸


食品を構成しているアミノ酸、糖、脂肪酸などは、食品によって異なります。その組成や含有量を分析することで製品の特長を知ることができます。
また食品表示基準では、飽和脂肪酸の表示が推奨項目となっており、機能性表示食品制度では、n-3不飽和脂肪酸、特にエイコサペンタエン酸(EPA)やドコサヘキサエン酸(DHA)の機能性が注目されています。これら表示のためには分析データが必要となります。
当センターでは食品中のこれら成分を把握する各種分析を行っています。

食品添加物・その他理化学試験


食品添加物は食品の加工、保存、風味等の向上、や栄養成分の強化のために使用する調味料、保存料、着色料等の総称です。
食品衛生法において、食品添加物は、添加物ごとに食品それぞれに対して使用基準が定められております。
商品の品質管理を行ううえで、その量を適切に管理することは重要な事項となります。
当センターでは食品中の食品添加物量を把握する各種分析を行っています。

特定原材料試験


アレルゲンを含む食品に関する表示は、食品表示基準(平成27年内閣府令第10号)と「食品表示基準について」(平成27年3月30日消食表発第139号消費者庁次長通知)にて、特定原材料(8品目)と特定原材料に準ずるもの(20品目)が定められています。
特定原材料は、症状が重篤または症例数が多いため表示が義務化されており、特定原材料に準ずるものは推奨表示となっています。
当センターではアレルゲン表示や工場等での工程管理の適正さを確認する試験を行っています。 

特定原材料(8品目):
えび、かに、小麦、そば、卵、乳、落花生(ピーナッツ) 、くるみ

特定原材料に準ずるもの(20品目):
アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン 

残留農薬・動物用医薬品試験


平成18年5月29日に「ポジティブリスト制度」が施行され、すべての食品を対象に農薬、動物用医薬品および飼料添加物の約800項目に残留基準値が設定されております。
ポジティブリスト制度では、加工食品についてはその食品の原材料に遡って残留基準値の判断がなされるため、原材料の生産段階での管理、記録が重要になります。食品の安全を確保するには、ポジティブリスト制度に対応したリスク管理が必要となります。
当センターでは、多成分一斉分析法や通知試験法に準じた個別試験法を行っています。
農薬等の使用履歴が不明な場合や農薬ドリフトを心配される場合は、多成分一斉分析法をご利用ください。

カビ毒試験


カビ毒(マイコトキシン)は、カビが産生する代謝産物のうち、人や動物に対して有害な作用を示す物質の総称で、食品衛生法において、アフラトキシン(食品全般)、デオキシニバレノール(小麦)、パツリン(りんご果汁)に基準値が設定されております。カビ毒のリスク管理は、農作物の生産や貯蔵、加工、流通および消費の各段階で求められております。
当センターでは、カビ毒の各種分析を行っています。

放射能試験


平成24年4月1日より、食品に含まれる放射性物質の新しい基準値が適用され、従来の暫定基準値より厳しい基準値となっております。
原発事故後から現在まで、都道府県にて放射性物質検査が行われており、一部の食品において汚染が確認されています。 
また食品を輸出する場合、まだ多くの国で放射性物質検査が求められています。弊社は、食品輸出に関する放射性物質検査機関になっています。
詳しくは、農林水産省のホームページをご覧ください。
https://www.maff.go.jp/j/export/e_shoumei/kensa_kikan.html

使用原材料や商品の状況確認、食品輸出の際に、当センターの放射能試験をご利用ください。

重金属・有害物質試験


食品および食品添加物は、食品衛生法において、重金属などに係る規格基準が定められています。当センターでは、規格、安全性に関する試験を行っています。

異物検査


異物の種類は、金属、プラスチック、動植物片など多岐にわたります。顕微鏡観察、蛍光X線装置、FTIRなどの各種分析装置を利用して分析を行い、異物の種類を特定いたします。
異物検査の流れはこちらをご覧ください。

品質試験


商品の品質に係わる物性評価や色調試験、加工食品に必要な期限表示(消費期限、賞味期限)設定に際した基礎データとなる試験を行います。

期限表示設定に関する試験については、お問い合わせください。
期限表示設定に関する試験の考え方はこちらをご覧ください。